小松菜の切れ端の再生に成功したら調理して食べてみようという目的で始めた小松菜のリボベジ
再生には成功したのですが栽培を続けてしばらくすると菜の花が咲いてびっくりしました
小松菜が食べられる時期は花が咲く前です
もう花が咲いてしまい食べる時期はとっくに過ぎてしまったので、そのまま継続して育て続けることとしました
菜の花が咲き終わった頃、新しい変化を始めた小松菜を今回は食べてみました
菜の花が咲き終わった小松菜
前回、再生小松菜によって様々な生き物が集まるようになったことを書きました
小松菜の花が咲き終えたあとは、姿かたちを変えて花の部分は莢(さや)になっていきました
黄色く咲いていた菜の花たちはなくなり、緑色の莢をつけるようになっています
この莢には「菜種油」の原料になる種、「菜種」がぎっしり詰まっています
もちろん、今後は小松菜を育てるための種となりますが、まだまだ若い種です
試しに一莢開いて中身を確認してみましたところ、緑色の種が詰まっている状態でした
種が緑色の状態ではまだ未熟であると言えます
黒く丸い種ができてくれれば乾燥させて発芽する種にすることもできるのです
莢の使い道に困る
たっぷり莢をつけた再生小松菜には使い道に多少困惑しました
放っておけば新たな小松菜を作れる種ができる可能性がありますが、どうしても食べ物として食したいという欲求が芽生えてしました
やはり、当初の目的だった「再生させて食べる」という目的を達成したいと思うようになりました
小松菜の莢を食べてみた
せっかく多くの莢をつけるところまで成長してくれたので、変色の少ない莢をいくつか選んで食べてみることにしました
と、言ってみたものの菜の花の莢を食べるなど今まで経験したことありません
ましてや、小松菜の莢なんて見るのも初めてだったので調理方法も全く分かりませんでした
調べてみても調理方法が書いてある資料は見つけることができませんでした
「もはや打つ手なし」状態だったので・・・
シンプルに「漢の塩ゆで」にしてやりました
塩だけを使って熱湯にさっとくぐらせるのが硬派で不器用な男の生き様に似ていることから名付けられたのが「漢の塩ゆで」です
塩の量だってスプーンで量るとかしません、「たぶんこれぐらいで味つくだろう」程度の量です
未知の食材の調理となるとやはりこの方法しかないでしょう、素材の味を損なうことなく食べることが可能です
3分ほど待って茹であがった小松菜の姿はしわしわになりました
食べてみた感想は、味はやや苦みのあるものでした
さらに数回噛んでいくとふんわりと小松菜の香りが広がるというなんとも不思議な味でした
まずくはなかったですが、おいしくもなかったです、というかわかりません
小松菜の香りがしたときに感動しましたが、味が変わるわけではありませんので感想も変わりません
うまい使い道があれば良さが活かせるのかもしれませんが、私の腐った脳では塩ゆでが限界でした