再生をはじめて1~2ヶ月間の小松菜の栽培記録
リボベジで野菜を再生させることを記事にしている私ですが、小松菜の再生に成功しました。
前回の記事で無残な結果となってしまいましたが、新たな成長を遂げてくれましたので記事の更新をします。
皆様の知っているものではなくなっているので驚くかもしれませんが、この記事に出てくる植物は小松菜です。
小松菜を守ることにした結果、農薬を使い始める
前回の記事では小松菜が実は菜の花の一種であること、青虫に食いつぶされてしまったことを書きました。
その青虫を防ぐために被せた防虫ビニールネットが原因で菜の花も折れてしまったことをまでを書いていました。
菜の花のおひたしなんかを食べられるのだと想像してウキウキしていたところでの事故だったのでがっかりしたことを覚えています。
前回の失敗を教訓に、防虫ビニールは外すことにし、虫除けスプレーを購入することにしました。
色々種類があってどれがいいのか悩みましたが「フマキラーカダンプラスDX」の野菜専用のスプレーに決めました。
害虫を寄せ付けない効果だけでなく、葉っぱから吸収する栄養分が含まれているとのことで植物が元気になる効果もあるようです。
さらに1度吹き付けておけば1ヶ月は効果が持続するとのことで購入しました。
うちには小松菜と同じぐらい害虫に葉っぱを食べられる再生レモンもいるので、即買いましたよ。
防虫ビニールを外して2週間ほど経過
防虫ビニールを外し、防虫スプレーに変えてから2週間ほど様子を見ました。
すっかり元気な姿を取り戻していました!
ビニールを被せていたところを越えて背を伸ばしています、そして黄色くなってしまった葉っぱも緑色を取り戻してくれました。
実際のところスプレーの栄養分の効果なのか、ビニールを外して日光が当たるようになったことが良かったのかは不明ですが、とにかく元気になってくれてよかったです。
さらに1週間経過した再生小松菜
元気を取り戻したところから、さらに1週間経過した再生小松菜は?
もう見事なまでに満開ですよ、黄色い菜の花がきれいに咲き乱れていました。
元々小松菜だったことを忘れるぐらい見事に菜の花です。
ツボミの段階から摘み取って料理に使っても良いかなと思っていたのですが、暖かい天気が続いてくれているおかげで、ものすごい早さで花が咲いてしまうんです。
小松菜にツボミがあることを発見した次の日には花が咲いてしまっていて食べる食べないを考える時間もありません。
花が咲くのが早いため菜の花のおひたしを食べるのは諦め、、むしろ花を咲かせることに切り替えましました。
小松菜に集まる生き物たち
菜の花のおひたしを諦めたのは他にも理由がありました。菜の花がきれいに咲いてくれたおかげで、色々な生き物が集まってくるようになったのです。
まずはハチ。花の蜜を吸いに来ていますよ。
スマホのカメラを持って近づいても逃げず、物怖じしない姿勢が印象的でした。
お次はモンシロチョウ。ハチと違い近づくと逃げてしまいアップの写真が撮れません。
しかし、ここまではっきりとモンシロチョウを見たのは何年ぶりだろう、と思うぐらい久しぶりに見かけました。
子供の頃の記憶ではもう少し小さかった気がしていたのですが、想像以上にデカいです。
この写真の一匹とは別に、もう一匹同じぐらいのサイズのモンシロチョウがいて、この2匹で遊びにやってきます。
きっと小松菜を食い荒らした青虫が成長したんでしょうね~。
さらに、アゲハチョウも良く集まってきますが、もっと警戒心が高く絶対に写真に収まってくれませんでした。
きっと再生レモンの葉っぱを食い荒らした幼虫が成長したんでしょうね~。
そして、最後はネコ。小松菜を育てたことと直接関係はないです。
ただ、いつも声だけは聞こえていたけど姿を見たことがなかったのでなんとしても見たいと思っていました。
小松菜の周りに集まるチョウチョを写真に撮りたくてプランターを見張っていたら、やっと会うことができたのです。
小松菜のおかげでいろんな生き物に出会えましたよ。
この子たちのためにも花は摘み取るのはやめてもう少し様子を見ることにしました。
それにしても食用に小松菜の再生を始めたのに、全然違う方向へ向かってしまいましたね。
さらに1ヶ月経った頃、花は枯れて種が残ります
ハチやチョウが集まった日から1ヶ月後、栽培を始めてからはトータルで2ヶ月が経ちました。
驚くほどの成長スピードで「あっ」と言う間においしく食べられる時期を通り過ぎて私の知っている小松菜ではなくなりました。
咲き乱れていた菜の花たちは少しずつその数を減らし、私の知っている野菜とはほど遠い姿になっています。
もはや道端に生える野草のようにも見えてきます。
こうして見ると、はじめはとても小さい切れ端だったとは思えないほどの成長ですね。優れた生命力を思い知らされます。
結構長く伸びてきていたので全長を測ってみると60cm~70cmの長さにまで成長していました。
そして、花の部分をもっと近くで見てみると、小さな房が出来上がっているのが分かります。
小松菜は菜の花が咲く種類なので、この房の中には種が含まれています。
その種は「菜種」と呼ばれるものになります。ナタネ油の原料になる、あの菜種ですね。
小松菜が菜の花の一種であることも知らなかったですし、菜の花が一種類だけを指すのではなく菜っ葉の種類全てを菜の花と呼ぶことも知りませんでした。
ましてや、育て続けると小松菜が菜種を作るなんてことも知らずに一生を過ごしていたことでしょう。
ここまで大きく成長してしまい、再生させてまた食べるという当初の目的は果たせなかったですが、知識が増えただけでもやって良かったと思えます。
まとめ
再生させてもう一度食べれるようになるまで育てることを目標に栽培を続けてきた小松菜は、あまりにも成長が早すぎて2ヶ月で種を作りました。
ツボミが折れて花は咲かないと思っていたのに、余裕で黄色くてポンポンしてましたよ。今までのリボベジの中で一番強い野菜ですね、これは。
しかも、花が咲かせて色んな虫とか集めたと思ったら速攻で種になるまでたった1ヶ月っていうね。やること全部せっかちすぎ。
ところでこの種は何かに使えるのかな。もう少し栽培を続けたいと思います。