再生小松菜の栽培方法と成長記録(1ヶ月経過)
小松菜の再生を始めて約1ヶ月が経過し、まだ小さかった芽は大きな葉っぱを付けるようになりました。
毎日水遣りを欠かさず行い、さらに数週間が経過した現在の状態は、私の知っている小松菜とは違うものになっています。
成長しすぎてもはや私の知っている小松菜ではありません。
異様に太い茎が長く伸び、先端部分には小さなツボミのようなものが沢山付いています。
なんかどこかで見たことがあるようなツボミの集まり・・・これは、菜の花?
そうです、調べてみると小松菜はアブラナ科の植物で、アブラナ科のツボミはすべて「菜の花」と言われるようです。
一般的にスーパーで売られている菜の花はまた別の種類の菜の花だったんです。
アブラナ科の植物は「ブロッコリー」「ダイコン」「チンゲンサイ」なども含まれ、これらの花も「菜の花」と呼ばれています。
これが小松菜の本性でした、全然違う野菜を育てているのかと思ってとても驚きましたが、小松菜が菜の花のに含まれることにも驚かされました。
害虫の侵入を防ぐ
ある程度大きく育ってくると害虫被害を受けやすくなり、葉っぱが虫に食われて穴が点々とできていました。
大事な再生小松菜がキズモノにされるのは悔しいので、害虫の侵入を防ぐためネット付きのビニールをプランターに被せて栽培することに。
これはプランターとビニールをゴムで留めて虫の侵入を防ぐ道具で、空気の通りを良くするために天井がネットになっています。
ビニール内でアーチ状に立っている黒い棒は付属品で、野菜に触れないようになっていてとても便利です。
害虫を防ぐのに薬品を使うこともできますが、できれば薬品は避けたいと思っている私としてはこの商品は助かります。
水をあげるときだけビニールの下を少しだけ開けて戻してあげればいいので安心です。
結局虫に食われる再生小松菜
全体を密閉してまで害虫対策をした翌日。私の小松菜は虫に食われて点々と穴を開けられていました。
しっかりゴムで口を閉めたのに、むやみにビニールを外したりしていないのに虫に食われていました。
穴だらけにした犯人は「青虫」です。成長するとモンシロチョウになるあいつです。
茎と葉っぱのとても小さな隙間に何匹もの青虫が潜んでるのが見えました。
おそらくビニールを被せるタイミングが遅く中に虫が入り込んでいたらしく、結果は害虫の侵入を防ぐことができませんでした。
虫に食われていることが発覚してから見える範囲の青虫を箸でつまんで別の場所へ逃がし、竹酢液を数百倍に薄めて水遣りをしてみました。
竹酢液に殺菌効果があることは知っているのですが、虫除けの効果もあるのかはまだ分かっていませんが、期待して待ってみます。
防虫対策をしてたったの5日後で
できるすべての防虫対策をしたに5日後。防虫ビニールを外してみると。
がっつり虫に食われていました!しかも、とてもデカイ青虫が10匹以上も侵入していたのです!
どこから入り込んだのかは不明ですが、もしかするとビニールを被せる前のほんの短い期間に卵を産みつけられてしまったのかもしれないです。
これじゃあ、ご丁寧にビニールのシェルターで天敵から守ってあげたようなものですよ。この5日間は乱痴気騒ぎだったでしょうね。
前回と同じく箸でつまんで処分しましたが、モンシロチョウになることを考えると青虫の成長日記を新たに書くのもありだったかも知れませんね。
そして、被害は害虫だけではなく他のところでも問題が起きていました。
期待していた菜の花の行方
花のツボミをつけたことで小松菜が実は菜の花の1種だったことを知ったわけですが、全部咲けばきれいな黄色い花が見れるんだ、と内心ちょっと期待していました。
そんな気持ちを打ち砕くような出来事が起きていました。
7~8個ほどのツボミがなっていたにもかかわらず、ほぼ全てが無くなってしまいました。
これは青虫を防ぐためにつけた防虫ビニールと天候が原因だと考えています。
防虫ビニールの中で小松菜が成長しすぎたため、ツボミ部分が天井部分にぶつかりへし折れてしまったのです。
下からぐんぐん成長してツボミを押し上げてしまいビニールがあることもお構いなしに成長を止められず自滅したのですね。
加えて雨の日が長く続いた天候で日光を浴びられず、弱ってしまったのだと思います。葉っぱが黄色くなっているのが物語っていますよ。
再生に成功した小松菜を守るために付けた防虫ビニールが、逆に自滅を招く結果になってしまい後悔しています。
今後の栽培について
虫に食われ、花のツボミも折れてしまった小松菜の今後の栽培についてですが、ここまできた以上もう自由にのびのび育てることにしました。
防虫ビニールは取っ払い無法状態で様子を見ていきます。
このような状態になっても小さな芽がいくつか残っているので、もう一度花のツボミが出来上がることを願って栽培を続けます。
そして、リボベジの醍醐味ともいうべき再生させて再び食べることは実現することはないでしょう。ツボミを付けるまで成長してしまうとスジが多く食べられる状態ではないようです。
今の状態はまさに食べられない状態ですのでこのまま成長させ続けます。ただ、最終的には花から種を取り出して栽培させて食べるところまでもって行きたいと思っています。
まとめ
小松菜を育て続けてまさかの菜の花ができちゃった結果となりました。市販されている小松菜はツボミができる前の状態だったんですね。
とはいえ、成長が早すぎて、気づいたら先端に花のツボミが密集していたのでどのタイミングが食べるのに良いのかちょっと分からなかったですけどね。
青虫の被害は想定外でしたが、なにはともあれ小松菜の再生は成功したと言ってもいいのではないでしょうか。
今後も成長を見守っていきたいと思います。