二十日大根の名前の由来は種をまいてから実がつくまで二十日間で成長することから名付けられました。実際に二十日間で実らせることができるのか実験してみました。
二十日(はつか)大根とは?
二十日大根を知らない方のために、まずは基本情報から。
- 科名:アブラナ科
- 発芽適温:15~25℃
- 発芽率:約85%
- 生育適温:15~25℃
- 連作障害:あり、2~3年
- 調理法:サラダ・浅漬けなど
- 栄養分:ビタミンB6・ビタミンC・食物繊維
日本での名前の由来は、芽が出てから約二十日間で収穫できることから。洋名は皆がなじみ深いラディッシュ。丸い球状、もしくは楕円形の根っこが赤い大根となりサラダや浅漬けなどにして食べる。
連作障害があるので、同じ土で育てる場合は2~3年間を空ける必要がある。
発芽率が高く、育てやすいのが特長で子供でも簡単に収穫まで育てられる。そのため、小学校の理科の授業で育てた経験がある方も多いのではないでしょうか。
二十日大根を育てるプランターの準備
二十日大根の種をまくためのプランターの準備をします。
すじまきで直線状に種を植えていくため、横長のプランターが適しています。
今回使った道具は
- 12L植木鉢
- 加熱処理済み底石
- ハイポネックス培養土
プランターの水はけが良くなるように底石を敷いて、培養土を上から入れたら完成です。
種まき時の気をつけること
大根系の野菜の特徴的な種の蒔き方と株間の間隔について解説します。
種はすじまき、間隔は5cmが適切
二十日大根の種は一直線にまく、すじまきが適しています。
種をまくときの間隔は5cm程度開けてまくのが良いでしょう。
写真のように指を挿して、5cm間隔で穴を開けて種をまいていきます。
種をまくときは鎮圧をする
多くの野菜の種は優しく土を被せるのが適していますが、大根類は被せた土を鎮圧します。
二十日大根も同じく、まいた種の上から手のひらで押さえつけるように圧をかけると成功しやすくなります。
種まきの後はたっぷりの水やり
種まきが終わって鎮圧までしっかりできたら、最後は水やりです。
たっぷりと水をあげましょう。数字で表すのが難しいですが、下皿に水が流れてくるぐらいあげて問題ないです。
培養土全体に水がいきわたるのがベストです。種を植えた直後だけは大量の水が必要です。
栄養剤などは培養土の栄養だけで十分かと思います。もともとの実が大きくない小粒に対して栄養過多となり逆効果になるかもしれません。
二十日大根の成長記録
種まきから何日で実をつけるのか記録をつけていきます。本当に20日で大根ができるのでしょうか。
種まきから4日後
小さな芽が出始めました。どれも同じぐらいの背丈で成長に差はなさそうです。
種まきから13日後
小さかった芽が徐々に大きくなっています。葉っぱの大きさがバラバラで成長に変化が出てきています。残り7日で実をつけるのか?
種まきから20日後
まさかの写真撮り忘れる事件。撮ったつもりで今日まで過ごしていました。ここが一番重要だったのに、アホすぎます。どんなに嘆いても、もう時間は戻らないので記憶を頼りに書いてみます。
小さいビー玉くらいの赤い大根ができあがったのが確認できました。試しに1本抜いてみたのですが、こっちはまだ玉にもなっていない状態でした。成長に大きく差があるみたいです。
結論:二十日で実らなかった。となります。
種まきから27日後
さらに1週間経った27日、やっと実がつきました。
赤い丸い玉のようなところが大根ですね。実は土が若干少ないことにあとから気づきまして、不安だったのですが無事に実ってくれました。土が少なかったのが直接の原因か分かりませんが実の大きさがバラバラです。キレイに丸いのもあれば、ラグビーボールみたいな楕円形もあり出来がいいとはいえないかもしれません。
ともあれ、種をこれでもかってぐらい鎮圧したのに、土を盛り上げて実が出てくるとは思いませんでした。大根類、恐るべしですね。
この土を盛り上げるのこの力量を人命救助とか建築技術に活かせたりしないですかね。無理ですね。
コメント