リボベジで再生させたレモンの植木に白い斑点が付いた葉っぱが増えたので、葉っぱを切って対処しました。
その葉っぱを切るときと同時に、横に伸びる枝が1本あったのでついでに切っときました。
病気になったかもしれない白い斑点付きの葉っぱを見つめているうちに錯乱したのでしょう。なにも考えずにバッサリ切ってしまいました。
幸い、葉っぱが枯れたり成長が止まるようなこともなく結果的には成功でしたが、無謀過ぎたと反省しました。
今回はド素人が勢いで剪定した枝で一本の木にさせる「挿し木」ができることを知ったので挑戦してみました。
ド素人がレモンの植木で剪定と挿し木をしてみた
レモンの植木に3本の枝が生えていたのですが、1本だけ横に伸びているのが気になっていました。
支柱などを使って強制的に縦に伸ばしていくことも出来たのかもしれませんが、私はこの枝を切りました。
右下側に伸びている枝が今回切った枝です。
ちょっと前にやった剪定が大成功で、急成長を遂げてくれたことが不必要な剪定への信頼感を抱かせてしまったことは否めません。
今回も「枝切って急成長」を思い描いてバッサリいっちゃったわけなんです。
この上なくすっきりとしたレモンの植木に生まれ変わりました。
ですが、1ヶ月ほど経過しても急成長と言えるような変化はありませんでした。
ちょっと新芽が出始めたかな?程度のふつうの成長でした。可もなく不可もなくといった感じです。
剪定した枝はなかなかの大きさになっていたので、捨てない方法はないものかと模索していました。
白い斑点付き葉っぱの右側に置いてあるのが切り落とした枝。
調べてみると枝を一本の木にする「挿し木」という方法があることを知りました。
さっそく準備してレモンの枝を挿し木することに決めました。
レモンの枝を挿し木する
そもそも挿し木とは、切った枝を土へ植えると枝の切れ目が根っこを伸ばして一本の木になるというものです。
植物の再生能力にはいつも驚かされますが、枝から根っこが伸びるというのも驚きです。これを利用して剪定しちゃったレモンの枝を再生させてみたいと思います。
切ったレモンの枝を挿し木にする場合、下準備が必要です。
今回はちゃんと調べました・・・。
- 枝の先端部分を切る
- 葉っぱを横に半分切る
- 枝下側の先端を削る
- 半日から1日ぐらい枝を水に浸す
この3つが大事なので、挿し木をするときは気をつけましょう。
枝から根っこを出させ木にさせるのですから、成功率はあまり高くないようです。
1.枝の先端部分を切る
先端上部を切って10~15cm程度の長さに調整します。下ではなく上を切る。
成長中の枝があったら挿し木後に腐ってしまうため、切ってあげましょう。
2.葉っぱを横に切る
枝に付いた葉っぱを半分に切ることで蒸散(じょうさん)を防ぎます。蒸散とは植物体内の水分が蒸発してしまうこと。
横半分になるように葉っぱを切ってあげればオッケー。
3.枝下側の先端を切る
挿し木用の枝は1度水に漬けるので、水分を吸いやすくするために下側の先端を切ってあげます。
切り花のように斜めに切っても良いですが、私の場合はエンピツを削るようにそぎ落としました。
枝のコーティングをはがすようなイメージで。
ここに発根促進剤という薬を塗って根っこを生やしやすくするようですが、私の場合は勢いで剪定したため早急に処置しなければならず、今回は用意できませんでした。
4.半日から1日ぐらい枝を水に浸す
枝を切って長さの調整と葉っぱを半分に切ったりと準備が整ったら、水に浸して水分を吸収させてあげます。
1~2時間という短い時間でも問題ないようなのですが、私は丸1日間水に浸し続けました。
これでレモンの挿し木の準備が完了です。
下準備したレモンの枝を土へ植え替える
培養土が入った植木鉢に挿し木を植えていきますが、枝で土に刺すのは良くないので棒などで穴を開けてから植えるようにします。
水が吸収しやすいように切った部分が傷つかないようにするため、支柱の棒などであらかじめ開けた穴に挿しましょう。
完成形はこんな感じです。手順どおりやったつもりですが、枝から根っこが生えることにまだ半信半疑です。
本当に成功するのかちょっと不安です。失敗していれば数日で葉っぱが枯れてしまうでしょうが、このまま変化を待ちます。
1ヶ月後のレモンの挿し木
レモンの枝を挿し木にして1ヶ月が経過したころ、様子を見てみると・・・。
全体的に枯れてしまうようなことはなかったようです。
そしてなんか、見た目が変わってるような気がする・・・。
近寄ってみてみると、小さな新芽が出ているような気がします。
いや、間違いなく新芽が出てますね。これは大成功です!
失敗する可能性が高いレモンの挿し木にド素人が成功しました!
食材に使った品種も分からないレモンから取り出した種が1本の植木にまで成長しただけでなく、枝から2本目の植木を作っちゃいました!
なにはともあれ、勢いで剪定した枝が無駄にならず、しっかり根付いてくれてよかった。
最後までお読みいただきありがとうございました。