ここでは格安SIMへ乗り換えをする際に選択するSIMカードの種類について解説しています。
多くの格安SIMの企業では、2種類の「音声通話SIMカード」と「データ通信専用SIMカード」が用意されていて契約時にどちらか一方を選びます。2種類のSIMカードはそれぞれまったく違う機能を持ち、料金にも大きな差が生まれます。
音声通話SIMカードとデータ通信専用SIMカード、それぞれの機能の違いと契約時に選ぶときの注意点をまとめていきます。
格安SIMへ乗り換えを検討されている方の参考にしていただければ幸いです。
音声通話SIMとデータ通信専用SIMの違い
格安SIMの企業によって呼び方が違う場合あり、mineoではデュアルタイプ・シングルタイプとよばれていますが、それぞれ音声通話SIMとデータ通信専用SIMに変わりはありません。この2種類のSIMカードにはどのような違いがあるのか、ひとつずつ解説していきます。
音声通話SIMカード
電話とインターネットが利用できる一般的な機能がついたSIMカードのことを指します。
音声通話SIMであれば「090・080・070」から始まる電話番号を取得することができます。
ショートメッセージのSMS機能がもとから備わっているものがほとんどです。
緊急のときに110番・119番に電話することができます。
電話を利用するときには無料の電話アプリで通話料半額にできたり、かけ放題のオプションで10分間・5分間など指定された時間の通話料を無料にできるなど、格安SIMでは通話料を安く抑える方法が用意されています。
ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアからMNP(ナンバーポータビリティ)を使って電話番号を変えずに格安SIMへ乗り換えることができます。
電話番号そのままで機能も3大キャリアと遜色ない使い方をしたい場合は、音声通話SIMを選ぶようにしましょう。格安SIMへの乗り換えで6割以上の方が選ぶのがこの音声通話SIMです。

データ通信専用SIM
インターネットのみ利用できるSIMカードです。
LINEなどのSNSアプリやGoogle検索などデータ通信を必要とするものの利用ができます。
電話機能はついておらず、緊急時に110番などにかけることができません。電話機能がない代わりに基本料金の安いプランが多くあります。
LINEやスカイプなどのアプリを使うことで電話をすることができます。ですが電波状況が悪いと会話になりません。
SMS機能は元々付いているSIMカードとそうでないSIMカードに分かれます。
大半の格安SIMでは月/\500~800程度のオプションを追加する、もしくはSMSあり・なしでプランが分かれています。
データ通信専用SIMを選ぶ最大の理由は、タブレットなど2台持ちの場合です。
3大キャリアでもタブレットなどの電話ができない機種にはこのデータ通信専用SIMを使っていることが多いです。
格安SIMでは、不要なオプションをすべて排除した料金プランに決めれば、夢の月3桁で利用できたりもします。
また、通信状態が悪いと使いものにならないLINEやスカイプなどのアプリから電話をすることに抵抗がなければ、スマートフォンでも利用できます。その際はいまの電話番号が無効になることと、SMS機能をつける必要があることに注意しましょう。

まとめ
格安SIMを契約するときに一番最初に選択する項目のSIMカードの種類を解説してきました。ご理解いただけたでしょうか?
大半の方は電話ができるスマートフォンを使っているかと思いますので、難しいことを考えずに今と変わらない使い方ができる音声通話SIMを選ぶのが無難です。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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