つるなしいんげんの栽培記録
いんげんの種を30粒発芽させるも、天候が乱れて壊滅状態となり、最終的に1粒だけが発芽しました
この生き残った1粒の種を育て続けた結果、見事に立派な1本のいんげんにまで成長してくれました
前回は花が咲いて莢をつけ始めました
今回はこの莢を収穫して食べてみたいと思います
いんげんの莢(さや)が沢山できる
前回大きいいんげんの莢が一つだけ出来上がっているのを発見しましたが、あれから1週間経過すると莢の数が増えていました
1本だけだったのが7本になっていました
どれも大きく成長していて莢の膨らみも充分なサイズになっています
不思議なものですが、かなりの重量がある莢がこれだけついているのにいんげんの茎は折れたり曲がったりしていないのです
莢の体重を支えるのに充分な茎の太さと硬さを自ら作り上げているのが自然の力を見せつけられました
さらにこのいんげんが30分の1の確率で生き残ったことも考えると感慨深いものがあります
ここまで育ってくれてありがとう!
ついにいんげんの莢を収穫する
ちょうど良い大きさにまで育ってきて数も増えてきたので、いよいよいんげんの莢を収穫していきます
花の咲いていたところに枯れた花びらがあるので、そこより少し上にハサミを入れて剪定しました
ちょうど良いサイズに育った莢は全部で6本でした、残りの1本は小さすぎたので収穫せずに残しました
剪定して切り離してみると細かいとげに覆われていてチクチクするのをはじめて知りました
また、ひとつひとつの莢は硬くなっていて、しっかりと成長してくれたことを実感しました
小さな植木鉢で栽培したのにも関わらずちゃんと野菜として育ってくれたのがまた嬉しい
収穫したいんげんを食べてみた
いよいよ育ったいんげんを食べる日が来たわけですが、問題はどうやってこの手塩にかけて育てたいんげんを食べるのか?
いんげんの調理法としてゴマ和えあたりがおいしいかな・・・と考えていましたが、ここは「漢の塩ゆで」一択でいきます
漢の塩ゆでは、目分量の塩を入れて熱湯にくぐらせる調理方法です
私が始めて育てたいんげんを食べるために他の調理料が邪魔をするような方法ではなく、素材の味がダイレクトに伝わる塩ゆでが一番なのではないかという結論に至ったわけです
そして、漢の塩ゆでによって完成したいんげんは鮮やかな緑色に変わっていました
肝心の味はというと、噛んだ瞬間に野菜の甘みが拡がることと、噛むたびに増してゆく深い野菜の濃い味が口の中に纏わりつくような上品な味でした
自分で育てたから別格の味がしてしまうことは否めませんが、とてもおいしいいんげんであったことに間違いありません
ちなみに、一番大きかった莢の味は、歯ごたえが少し固く、他のいんげんに比べ多少味が落ちる印象でした
初めて種から育てたいんげんは大満足の結果となりました、ハサミで剪定したところからさらに莢ができるのか今後も楽しみです
また、もし莢ができなかったとしてもつるなしいんげんはとても栽培しやすいのでまだまだ残っている種で、また栽培を始めたいと思います