健康診断を受けた結果、肝臓の数値が大変なことになっていました
診断結果の書類には二次検査の文字が!・・・そして肝臓の再検査を受け渡されました
自分自身では、生活に特に支障はなく過ごしてきましたし、なんら変わりない生活をしてきました
ですが、年齢とともに年々身体の仕組みは変化し、数値としてはっきりと確認できるまでになっていました
肝臓のことを沈黙の臓器とはよく言いますが、見えないところで徐々に壊れていたらしいのです
健康診断で送られてきた結果に書かれていた数値から、自分の肝臓が現在どのような状態なのか
このブログへ備忘録として残しておきたいと思います
健康診断の結果で肝臓の数値が高いとの結果が出てしまった
- 健康診断でわかる肝臓の変化
- なぜ健康診断で肝臓の状態がわかるのか
- まとめ
健康診断の結果でわかる肝臓の変化
健康診断1回目の結果
初めの健康診断の結果が出たのは2016年のことでした
実は、このときが人生で始めて健康診断を受けた日でした
このとき行った血液検査でわかった肝臓の状態は、ガンマGTPが平均50に対して約2倍の90という数値でした
総合診断の詳しい内容は、
ガンマGTPが高いのでお酒の飲みすぎによる「アルコール性肝障害」に気をつけましょうというもので
再検査などの記載部分には「経過観察を要します」というものでした
平均値の2倍という数値を見たときは、まずいなと思いましたが、状況としては様子見だったので
ちょっとお酒の量には気を付けたほうがいいのかな?程度であまり重要なものと、捉えていませんでした
2年後に受けた健康診断の結果
それから2年後に健康診断を受けたときの結果は
ガンマGTPが、な、なんと!約3倍の145という高い数値に変わってしまっていたのです・・・
そして診断の結果は、「再検査が必要」となってしまいました
前回の診断からお酒の量に気を配るつもりでいましたが、正直言いますと、まったく生活に変化はなかったです
実際どのような生活をしていたかというと「毎日、500mlの発泡酒を2缶飲む」生活を続けていました、それも、約10年間毎日です
ただし、1日2缶を上回るような飲み方は基本的にしないので、最初の診断結果が出たあとも生活スタイルは変えなかったのです
2缶以上飲む日は数える程度だったので、肝臓の数値がこれ以上高くなることはないと勝手に思っていました
蓋を開けてみると、ばっちり数値が高くなっていたのでなんの説得力もありませんね・・・
二次検査を受けに近所の内科へ
2度目の健康診断の結果を持って、近所の内科で再検査を受け、詳しく診察していただきました
再度の血液検査と腹部のエコー検査によって詳細がわかってきました
まず、血液検査ですが2度目の健康診断を受けたときから、さらに上昇していました
ガンマGTPは161と、もはやとどまることを知らない状態に
そして腹部エコー検査の結果、肝臓が硬くなっている模様です
検査の結果、私の肝臓は・・・
担当医の先生曰く硬さは4段階あるとのこと
4段階を細かく分類すると
- 1・2段階は良い、3・4は悪い
と分類できます
担当医曰く、3・4に硬さの差はないとのこと
つまり3を放置しておくと4になり肝硬変へと変わるということらしいのです
上記を踏まえて私の肝臓が4段階のどこにあたるのかというと
3.09!!
中途半端な09は先生の優しさだと私は思っています
何はともあれ私の肝臓は、悪いのです!硬いのです!ギリギリなのです!
これを機に肝臓の回復を目指すことに決めたのです!
肝臓について勉強したのでここに記して置きたいと思うのです!
なぜ健康診断で肝臓の状態がわかるのか
健康診断で行われる「血液検査」
健康診断へ行くと血液採取をされると思います
この採取した血液を検査して調べることで、肝臓の状態がほとんどわかるというものだそうなのです
ではなぜ、血液を検査することで肝臓がわかるのか?という疑問がここで生まれると思います
血液中に含まれる成分の数値が増える
体内に流れる血液の中には色々な成分が含まれています
血液中に含まれる成分には肝臓から作られた栄養素・肝細胞から流れ出た酵素など数百種類の成分が溶け込んでいます
肝臓の機能が低下したり障害があると、血液中に含まれる成分が多くなります
これは、食べ物や飲み物(特に酒)などに含まれる毒素を肝臓が解毒をすることが深く関わっています
肝臓が毒素を分解して解毒するとき、溢れ出す成分があるようなのです
肝臓を人間に置き換えてみると、この解毒を頑張ったときに肝臓が「汗」をかいていると思っていただけるとわかりやすいかと思います
この汗の中に含まれる成分が、診断書に書いてあるような
- AST「GOT」・ALT「GPT」・ALP・そしてガンマ-GTP
それぞれの成分には役割や理由がありますので、数値が高くなれば、肝臓がどのような理由で障害があるのか、ある程度の検討がつくようになるというわけです
これらの理由のため、健康診断では血液を採取して検査をするのですね
γ(ガンマ)-GTPとは何なのか?
今回はアルコールによる肝臓障害だったので主にガンマ-GTPに焦点を絞っていきます
健康診断で数値が高いと言われてしまったガンマGTPとはそもそもどういうものなのか?
正式な名称はガンマ-グルタミルトランスペプチターゼといい、省略した名称がガンマ-GTPとなります
肝細胞や胆汁のなかにあるたんぱく質を分解する酵素です
肝臓や胆道に障害があるときは、血液中に混ざりその数値が高くなります
アルコールの影響を受けやすい成分でアルコール性肝障害の人ならほとんどが数値が高くなるといわれています
今回私はガンマ-GTPの数値が高かったため、その他の成分については割愛します
まとめ
- 私の肝臓の数値は平均の3倍
- 肝臓が解毒をするときに成分が溢れ出す
- 肝臓の成分が血液中に混ざる
- ガンマGTPは酵素
- ガンマGTPはアルコールの影響を受けやすい
- アルコールで壊れた肝臓はガンマGTPが多くなり血液に混ざる
3年間でガンマGTPの数値が3倍になってしまいました
肝臓は沈黙の臓器と言われている通り、直接的な変化がないですので、数値で表してもらえると壊れていることが良くわかりました
今回のことで30代になると身体に変化が起こることを痛感しました、いつの間にか20代の頃ような生活を続けていける身体ではなくなっていたのですね
今回は、肝臓が悪いといわれる理由を本を買ったり借りたりしながら自分なりに勉強してまとめてみました
私と同じ30代男性が健康診断の結果で悩みを抱えている方のお役に立てたらと思います
今日はここまで~